脱炭素先行地域選定証授与式(第2回)
2022年12月20日(火)、環境省が主催する脱炭素先行地域選定証授与式(第2回)を東京都・千代田区の「有楽町よみうりホール」で開催しました。選定された20提案の関係の皆様へ、選定証を西村環境大臣から授与し、脱炭素先行地域の実現に向けた意気込みを表明していただきました。また、その模様をオンラインでライブ配信しました。
※選定された地方公共団体や提案については、脱炭素先行地域選定結果をご覧ください。
1.開式挨拶(西村環境大臣)
気候変動は、全ての国が一致団結して取り組まなければならない課題です。日本においてもカーボンニュートラルの実現は、全国47都道府県1741の市区町村全ての関わりが不可欠です。そして市街地、農村、山村、離島、観光地など多様な地域において脱炭素とまちおこしを同時に実現していくことが極めて重要です。
今回制定された20の提案に、全国各地、そして全世界へと広がる脱炭素ドミノの起点となっていただき、今後続く第3回、第4回の選定に向けて、皆様の取組が他の地方公共団体が憧れる脱炭素とまちおこしの事例となることを期待いたします。
2.脱炭素先行地域評価委員会 座長挨拶(株式会社日本政策投資銀行 竹ケ原氏)
今回も非常に多数の魅力的なご提案をいただきました。関係者の連携が具体的か、導入される再エネ設備が地域特性に応じた確実性があるか、事業採算性があるか、地域経済循環の視点が入っているか、そして地域の将来ビジョンとスムーズに結びつくかという5つのより深い内容が評価のポイントになりました。
また、第1回目から引き続き提案された皆様が、初回時の評価におけるメッセージを受け、非常に魅力的で説得力のある計画とされ選定されたことを大変嬉しく感じました。
本日の皆様のご成功が今後続く自治体様に情報・メッセージとなっていく好循環となるよう、引き続き努めてまいります。
3.選定証授与式
会場では総勢112名の皆様にご参加いただき、そのうち計23名の地方公共団体代表者、37名の企業等代表者の皆様にご登壇いただきました。地方公共団体代表者の皆様からは、
- 「様々な機会を通じて取組を国内外に積極的に発信していきたい」
- 「経済的な問題、社会的な問題を環境の問題と併せて解決していく」
- 「未来に責任を持ち、次の世代のための社会づくり、脱炭素社会を実行していく」
- 「今回の脱炭素先行地域の取組をさらに磨き上げ、都市の魅力を高めていきたい」
- 「産業と環境と暮らしの調和をはかり、世界各国から見ても、いわばSDGsのショーケースのようなまちづくりをしていきたい」
- 「住民一丸となり、連携して脱炭素社会を目指す」
など多くの熱意ある意気込みをいただきました。
4.閉式挨拶(山田環境副大臣)
地域における脱炭素への熱意を強く感じ、皆様の熱意が脱炭素ドミノの起点となると確信しています。いただいたご提案は、民間事業者との共同提案も多く、地域で一体となって取り組まれるお姿に大変心強く感じています。
地域の魅力・特色に満ち溢れたご提案は、その素晴らしいビジョンを実現してこそ真の価値があります。実現に向けて困難を乗り越え、内容を一層磨き上げ全国のモデルとして輝くよう、力強くお取り組みいただきますようお願い申し上げます。
本日お集まりの皆様が我が国の地域脱炭素のリーダーとして日本を、ひいては世界を牽引していただくことを期待しています。