2030生物多様性枠組実現日本会議 第二回総会【開催報告】
開催日時 | 2023年9月12日(火) 17:00~18:30 |
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会場 | 経団連会館 経団連ホール、※オンライン併用 |
参加者 | 委員・関係者70名、傍聴者約100名 |
西村環境大臣、久保田経団連副会長・事務総長(急遽所用のため欠席となった十倉雅和J-GBF会長(経団連会長)の代理)出席の下、第二回総会が開催されました。生物多様性に関する最近の動向の共有や、ネイチャーポジティブの実現に向けた今後の活動、「J-GBFネイチャーポジティブ行動計画」について議論しました。
総会の開催概要
西村環境大臣挨拶
- J-GBFは経済界、NGO、自治体ネットワーク、ユース団体、関係省庁など、各界で人々の行動変容を促すお立場の方々が参画しており、社会経済全体の変革を進めていく、大きな力を持ったプラットフォーム。
- 本年3月、世界に先駆けて生物多様性国家戦略を改定した。
- 本年4月に開催したG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合では、ネイチャーポジティブな経済への転換の重要性を確認し、「G7ネイチャーポジティブ経済アライアンス」を設立した。
- 「自然共生サイト」認定事業を本年4月に開始し、多くの御応募を頂いた。今年中に100箇所以上の認定を目指している。
- 十倉会長にも愛称選定に御尽力をいただいた「デコ活」を始め、気候変動の取組と生物多様性保全の取組のシナジーが生み出されるよう力を尽くす所存。
- 各委員のなお一層のお力添えをお願い申し上げる。
十倉J-GBF会長挨拶(急遽所用のため、久保田経団連副会長・事務総長代読)
- J-GBFは「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の実現、「生物多様性国家戦略」の推進を目指している。
- 令和3年のJ-GBF設立以来、ネイチャーポジティブに向けて、委員の皆様方の御協力を得て、様々な活動を展開している。
- 本年は、ネイチャーポジティブ実現に向けた第一歩を踏み出すために非常に重要な年。
- 本年2月の第1回総会では、ネイチャーポジティブ実現に向けた社会経済全体の変革を目指す「ネイチャーポジティブ宣言」を発表した。
- この宣言に基づき、今回、参画団体ごとに「ネイチャーポジティブ行動計画(案)」を策定いただいた。
- 経団連としても、サステナブルな資本主義の実践に向けて、ネイチャーポジティブ(NP)、グリーントランスフォーメーション(GX)、サーキュラー・エコノミー(CE)に、一体的に取り組んでいる。
- ネイチャーポジティブの領域については、経団連自然保護協議会が中心となり、本年6月、アクションプランを取りまとめ、公表するとともに、「J-GBFネイチャーポジティブ行動計画(案)」にも登録した。
- アクションプランの実行を通じて、新たな国際目標の達成に積極的に貢献していく所存。
- J-GBFの運営に当たり武内和彦会長代理を始め、各委員の協力が不可欠。引き続きの御協力をお願い申し上げる。
最近の生物多様性の動向
事務局及び関係省庁から、昨今の生物多様性に関する国際・国内動向として以下について報告。
【環境省】
- 生物多様性に関する最近の動向について
【農林水産省】
- みどりの食料システム戦略に基づく取組の進捗状況
【消費者庁】
- エシカル消費の普及・啓発に関する取組
令和5年度 J-GBF活動内容について(J-GBF行動計画含む)
事務局から以下の内容について報告・説明し、活発な質疑応答、意見交換がされた。
案についていずれも承認された。
- 令和4年度活動報告
- 令和5年度の活動(案)について
- 予算、寄付金の収支について(報告)
- ネイチャーポジティブ行動計画(案)について
- ネイチャーポジティブ宣言の呼びかけについて(案)
- ビジネスフォーラム、地域連携フォーラム、行動変容WGの活動(案)について
【意見交換】
- 有識者委委員4団体より「ネイチャーポジティブ行動計画」取組が発表された。
- 有識者委員の佐々木委員、藤田委員、涌井委員、堂本委員より、J-GBFの活動についてのコメントが述べられた。
- 武内会長代理からのコメント、白石自然環境局長から閉会挨拶が述べられた。