J-GBFネイチャーポジティブ宣言

「J-GBFネイチャーポジティブ宣言」の発表

2022年12月に開催されたCOP15において新たな国際目標が設定され、J-GBF として、達成すべきゴールが定まりました。
新たな国際目標においては、「2030年までに生物多様性の損失を食い止め、反転させ、回復軌道に乗せる」、いわゆる「ネイチャーポジティブ」の方向性が明確に示されています。
ネイチャーポジティブ実現には社会経済全体の変革を目指していく必要があるため、2023年2月28日の第一回J-GBF総会において、J-GBFのコミットメントとして「J-GBFネイチャーポジティブ宣言」を発表しました。
この宣言は、ネイチャーポジティブを実現するような社会経済活動の拡大を目指すものです。J-GBFに参加団体は、この宣言に基づき、「J-GBFネイチャーポジティブ行動計画」を策定し、新たな国際目標の達成に積極的に貢献していきます。

画像をクリックするとPDFをダウンロードできます。

「ネイチャーポジティブ宣言」の画像です。J-GBFが、ネイチャーポジティブの実現に向けた社会経済の変革を目指すことを宣言しています。クリックすると、PDFが開きダウンロードできます。
経団連会長 十倉雅和氏と環境大臣 西村明宏氏がネイチャーポジティブ宣言を掲げている画像です。
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ネイチャーポジティブ(自然再興)とは

「ネイチャーポジティブ(自然再興)」とは、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを意味します。
2030年までに「ネイチャーポジティブ(自然再興)」を実現することが、2050年ビジョンの達成に向けた短期目標です。「2030年ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現に向けて、人類存続の基盤としての健全な生態系を確保し、生態系による恵みを維持し回復させ、自然資本を守り活かす社会経済活動を広げるために、これまでの生物多様性保全施策に加えて気候変動や資源循環等の様々な分野の施策と連携し取り組みます。

ネイチャーポジティブ(自然再興)とは何かを示す図です。「自然と共生する世界」という 2050年ビジョンの達成にむけ、ネイチャーポジティブの実現、すなわち生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを 2030年ミッションとしています。生物多様性の損失を減らし、回復させる行動の内訳として、「生態系の保全と回復」、「気候変動対策」、「汚染、侵略的外来種、乱獲の低減」、「持続可能な生産」、「消費と廃棄物の削減」があります。