ごあいさつ

顔写:筒井義信会長

私たちの暮らしは、多様な生物が関わり合う生態系からの恵みによって支えられています。将来にわたってその恵みを享受していくためには、一人ひとりが「生物多様性の保全と持続可能な利用」を意識しながら社会経済活動を営んでいくことが重要です。わが国では、2011年に経済界の各団体を始め、関係省庁、NGO、自治体、ユースなど多様なセクターと連携・協働した「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」を設立し、愛知目標のもと10年間にわたり生物多様性の主流化に向けた活動に取り組んできました。
その後、2022年12月のCOP15において愛知目標の後継となる「昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)」が採択されるとともに、「生物多様性国内戦略2023-2030」も策定されました。こうした国際目標に対応した国家戦略の達成に向け、わが国では、UNDB-Jの後継組織となる「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)」を立ち上げ、国内のマルチステークホルダーの参画及び自発的な取組と連携の促進を目的に、各種フォーラムやイベントの開催等、様々な活動を推進しています。これまでの取組や経験を活かしつつ、生物多様性に配慮した社会経済への転換を目指し、多様なセクターの参画のもと社会全体の行動変容につなげていきたいと考えています。今後とも、より多くの皆様のご理解とご協力をいただきたく、よろしくお願いいたします。

2030生物多様性枠組実現日本会議 会長 筒井 義信
(一般社団法人 日本経済団体連合会 会長)

委員名簿

<会長>

  • 筒井 義信 
    一般社団法人 日本経済団体連合会 会長

<会長代理>

  • 武内 和彦 
    公益財団法人 地球環境戦略研究機関 理事長

学識経験者・有識者等(アイウエオ順)

  • 佐々木 周作 
    大阪大学 感染症総合教育研究拠点、科学情報・公共政策部門、行動公共政策チーム、行動経済学ユニット 特任准教授
  • 堂本 暁子 
    元千葉県知事、元IUCN副会長
  • 藤田 香 
    日経ESG シニアエディター、東北大学大学院 生命科学研究科 教授
  • 涌井 史郎 
    東京都市大学 特別教授

関係団体

関係省庁

事務局

  • 環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性主流化室