知っておくべき知床登山の心得

ヒグマ対策

Bear Safety

知床には、人に対する警戒心が低いヒグマが多く生息しています。
他の地域のクマとは異なる心がまえと対応が必要です。
クマ撃退スプレーは知床登山の基本装備です。

行動時、遭遇を防ぐために

Point

1

  • 常に周囲を注意し、見通しの悪い所では、声を出したり、クマ鈴を携帯するなど、人の存在をヒグマに知らせましょう。
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Point

2

  • ヒグマとの不意な遭遇を防ぐため、登山道では走らないようにしましょう。
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Point

3

  • 食べ物や荷物は残置せず、ニオイが漏れないように管理しましょう

Point

4

  • エゾシカの死体の近くにはヒグマがいる可能性があります。すぐにその場を離れ、他の登山者の危険軽減のため「ヒグマに関する通報先」に連絡しましょう。

野営時、遭遇を防ぐために

Point

1

  • ヒグマがテントへ近づかないように、「テント」「調理・食事の場所」「食料保管場所」の間に十分な距離 をとりましょう。
  • テント、調理・食事場所、食料保管場所の3か所を三角形状に配置し、それぞれの間隔を約70メートル以上離したレイアウトのイメージ図。

Point

2

  • テントに食料や生ゴミを持ち込むのは絶対に避けましょう。食料は、野営指定地に設置してあるフードロッカー※へ厳重に保管してください。
  • 野営時、遭遇を防ぐために 画像

ヒグマが開けられないような仕組みでつくられているステンレス製の食料保管庫です。

出会った場合

Point

1

  • ヒグマと出会った場合、ヒグマを刺激しないように静かにゆっくりと背を向けずに引き返しましょう。
  • 出会った場合

Point

2

  • 人や食料に対して意図的にヒグマが近づいてきた場合には、速やかに、走らず・背を向けずに退避しましょう。
  • 出会った場合

Point

3

  • 食料やゴミを取られた場合、絶対に取り返そうとしないでください。ヒグマは自分の獲物に執着するので、慌てずに退避して、当面は近づかないようにしましょう。

Point

4

  • 子グマを見つけた場合、近くに母グマがいる可能性が非常に高いため、絶対に近づかないでください。

Point

5

  • ヒグマを目撃した場合、危険な目にあった場合には、下記「ヒグマに関する通報先」を参考に、状況を公的機関に共有するようにしましょう

ヒグマに関する通報先

目撃した場合
下山後、各登山口と遊歩道入口等に設置してあるヒグマ”目撃”アンケートにできるだけ詳しく記載してください。
危険な目に遭った場合
けがをさせられた、所持品や食料を荒らされた、威嚇を受けた、追いかけられた、つきまとわれたなどの危険事例が発生した場合は「090-3778-4308(深夜早朝も可)」に通報してください。

襲いかかってきた場合

Point

1

クマ撃退スプレーを使用します。咄嗟の場面でもきちんと使用できるよう、
あらかじめ操作法を理解しておきましょう。

クマ撃退スプレーの使用法

腰などのすぐに使用できる位置に装着する

  • クマとの遭遇は非常に突発的であるため、瞬時に手が届き、スムーズに取り出せる位置に装着しておきましょう。
  • クマ撃退スプレーの使用法 画像

安全ピンを抜き、構える

  • 誤作動防止のための安全ピンを抜き、すぐに噴射できるように構えましょう。
  • クマ撃退スプレーの使用法 画像

距離を保ち、構える

  • ヒグマの反撃を避けるため、3~4mの距離を保ちます。離れすぎると、スプレーの効果が弱まるため、注意しましょう。
  • クマ撃退スプレーの使用法 画像

目と鼻を狙って噴射

  • 目と鼻を狙い、トリガーを押し込み、一気に発射します。射程は5~10mなので、離れたクマに用いても意味はありません。
  • クマ撃退スプレーの使用法 画像

速やかに退避

  • ヒグマが怯んだ隙に退避します。走らず、背を向けず、ゆっくりと後退して距離を取りましょう。
  • クマ撃退スプレーの使用法 画像

Point

2

攻撃された場合は、ヒグマの攻撃が止まるまで、「防御姿勢」を維持することで、急所への致命傷を防ぐという研究結果が出ています。

防御姿勢の取り方

  • うつ伏せになって顔と腹部を守ります。背中のバックパックがプロテクター代わりになるため、手で、首裏と後頭部を保護します。
  • 防御姿勢の取り方 画像

ただし、スプレーも防御姿勢も100%の効果を保証する物ではないため、
あくまで最終手段であることを理解しておきましょう。