グッドプラクティス塾

■2025年度 グッドプラクティス塾~流域・サプライチェーン連携による水環境の保全・活用の促進~を開催しました!

  • 日時 令和7年11月26日(水) 10:00~11:45
  • 場所 オンライン会議方式(Zoomウェビナー使用)
  • 主催 環境省

環境省では、民間企業等が「水」に関するグッドプラクティスをお互いに共有し、それぞれの取組をブラッシュアップする場として、2019年度に「グッドプラクティス塾」を始動し、継続的に活動しています。

2025度のグッドプラクティス塾については、「流域・サプライチェーン連携による水環境の保全・活用の促進」をテーマとして開催し、企業、自治体、民間団体等から384名の参加がありました。

発表資料

話題提供資料

AWSとJWSのご紹介

ウォータースチュワードシップとは、単なる水資源管理に留まらず、流域全体の視点で社会的公平性、環境的持続可能性、経済的便益を追求する考え方

アライアンス・フォー・ウォーター・スチュワードシップ
(Alliance for Water Stewardship, AWS)セクター・コーディネーター(日本)

難波 圭 氏

【登壇資料】(PDFファイル:3.8MB)pdfファイルへリンク
AWSは、企業、NGO、政府関係者が協働するグローバルネットワーク。世界の淡水資源を守ることを目的に、AWS規格・認証制度を通じて、優れたウォーター・スチュワードシップの取り組みを推進する。
AWS メンバー、JWSとは

事例発表資料

ウォータースチュワードシップの日本への浸透・普及 -Alliance for water stewardshipとの連携

サントリーの水理念とウォータースチュワードシップの取り組み

国内工場で日本初となるAWS認証の最高位「プラチナ」を取得。これらの活動で培った知見を活かし、日本におけるウォータースチュワードシップを牽引

サントリーホールディングス株式会社
サステナビリティ経営推進本部
部長 気候変動・生物多様性統括

瀬田 玄通 氏

【登壇資料】(PDFファイル:2.5MB)pdfファイルへリンク

日本のコカ・コーラシステムによる水資源保全活動について

水は事業の根幹をなす最重要原料との認識のもと、製品に使用した水量と同等量以上を自然に還す「ウォーター・リプレニッシュ」をグローバルで推進

日本コカ・コーラ株式会社
広報・渉外&サステナビリティ推進本部
サステナビリティ シニアマネージャー

李 アンジェラ 氏

【登壇資料】(PDFファイル:2.8MB)pdfファイルへリンク
水 涵養活動(リプレニッシュ)と地域社会との連携について
クリタグループのマテリアリティ

クリタグループの「水資源の問題解決」に向けた取り組み

水処理技術のリーディングカンパニーとして、事業活動を通じて社会・環境課題の解決に貢献するCSVビジネスとグローバルなコレクティブアクションを推進

栗田工業株式会社
サステナビリティ経営戦略室
戦略推進部 CSV推進課

久田 夢実子 氏

【登壇資料】(PDFファイル:3.2MB)pdfファイルへリンク

日本におけるウォータースチュワードシップの可能性と課題

日本はウォータースチュワードシップを推進する上で有利な点がある一方、行政のリソース不足や水に関するデータの不足といった課題も存在。これらの課題を克服し、あらゆるステークホルダーが連携することで、持続可能な水資源管理を実現

八千代エンジニヤリング株式会社
サステナビリティサービス部 課長

吉田 広人 氏

【登壇資料】(PDFファイル:1.5MB)pdfファイルへリンク
日本におけるウォータースチュワードシップの可能性
グリーンレジリエンスに向けた協働と基盤づくり

水災リスクと流域の水管理

自然を活用して防災・減災を行う「グリーンレジリエンス」の考え方を推進し、熊本の半導体工場集積地における地下水涵養のコレクティブアクションに参画するなど、金融の側面から流域の水課題解決に貢献

MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
サステナビリティ推進部上席スペシャリスト

浦嶋 裕子 氏

【登壇資料】(PDFファイル:1.9MB)pdfファイルへリンク

意見交換

最後に、「流域・サプライチェーン連携によるウォータースチュワードシップ活動の促進に向けた課題と可能性」をテーマに意見交換が行われ、個社では難しい流域での連携活動について、どのように進めていくべきかなどについて、質疑応答が行われました。

登壇企業からは、「モチベーションの差、利害対立、投入できるリソースの差など、様々な課題は常に存在する。重要な点は、各々が個別のリスクを特定するだけでなく、流域に共通するリスクを特定するために「まず集まる」ことである。多くの場合、このリスク特定の初期段階がコレクティブアクションの重要な一歩となっている」などの意見交換がなされました。

全国で流域・サプライチェーン連携による水環境の保全・活用の機運が高まることを期待して、2025年度のグッドプラクティスを終了しました。

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