【30by30アライアンス】 メールマガジンVol_104 新年特別号

(Vol_104)新年特別号_馬が関わる自然共生サイトの取り組みご紹介(2026/1/7)

30by30アライアンス参加者の皆様

<新年ご挨拶:自然計画課長 西村 学>

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

アライアンスメンバーの皆様におかれましては、平素より、30by30目標の達成に向けた取組をはじめ、自然環境行政の推進にご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年はネイチャーポジティブの実現に向けて、自然共生サイトを法制化した新法「地域生物多様性増進法」が4月に施行され、12月までに法に基づく259か所の自然共生サイトを認定いたしました。令和5年度に認定制度の運用を開始してから、これまでに認定された自然共生サイト数は485か所、認定面積は約10.5万haに達しています。また、民間等による取り組みを更に促進する施策として、4月から生物多様性の保全上効果的な地域や自然共生サイトの活動を可視化する「生物多様性見える化システム」の稼働を開始し、8月には、自然共生サイトの活動に必要な支援を行った企業等に対して「支援証明書」を発行する制度の本格運用を開始しました。

ネイチャーポジティブの実現のためには、地域、企業そして一人ひとりの力を結集して社会全体で取り組んでいくことが不可欠です。2022年度に発足した30by30アライアンスは、おかげさまで、メンバーの数が1,000を超えました。この30by30アライアンスが、実効性のある取組を進めていくための場としてさらに機能するよう、環境省としても様々な施策の拡充を図ってまいりますので、今後とも皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

この1年が、皆様にとって飛躍の年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

特 集:新年の干支❝ 午(うま)❞に因んで、馬が関わる自然共生サイトの取り組みをご紹介します!

.木曽馬の里地里山(長野県木曽郡木曽町)/ニゴと草カッパの会

木曽町開田高原は在来馬「木曽馬」の産地です。馬の最盛期、人と馬との暮らしの中に里山の自然資源の循環がありました。当サイトはそういった馬の飼葉を採草した半自然草地を中心に構成されています。キキョウやナデシコ・オミナエシ等、秋の七草を代表に多様な植生と、その草花を利用する昆虫が生息しており、伝統的な採草管理が生物多様性を高めています。刈った草は木曽馬の飼葉や敷料となり、そして厩肥になって地域で循環しています。また、草地は小学校の地域学習の場に利用しています。

馬と飼葉

サイトは「野草利用の木曽馬文化の伝統智」と「草原の生物多様性」を現代に活かす場です。今後は関係人口を増やし、馬の育成につなげていきたいです。活動にご協力いただける団体・企業様を募集しています!

Facebook:ニゴと草カッパの会

YouTube:信州木曽 開田高原 花野で草を刈る 木曽馬との暮らし

サイト詳細:木曽馬の里地里山

.鷹匠の里山(佐賀県武雄市)/株式会社ファルコンウィング

(株)ファルコンウィングが守る「鷹匠の里山」。ここでは和種馬が鷹匠の相棒として、農薬不使用の自然農園を支えています。馬が下草を食べて環境を整え、その営みが豊かな土を作り出します。機械に頼らず地域の人々や学生と協力して多種多様な生物が繋がり合う本来の里山環境を育んでいます。鷹匠の精神を受け継ぎ、命の循環と和種馬と共に生きてきた繋がりと喜びを感じられる場所です。

馬と子供

県内外の子ども達に地域の自然やいきものと人のつながりを体験してもらう機会を提供しています。活動にご協力いただける団体・企業様を募集していますので、ぜひウェブサイトをご覧ください!

ウェブサイト:OECM認定。30dy30目標達成に向けた取り組み

サイト詳細:鷹匠の里山

. 渡邊野鳥保護区フレシマ(北海道根室市)/公益財団法人日本野鳥の会

北海道根室市の太平洋に面した湿原で、海岸部から湿原、草地、森林へと連続的に変化する、この地域の典型的な景観を示しています。湿原部分ではタンチョウやオオジシギ、草地ではマキノセンニュウなどが繁殖し、森林はオオワシ、オジロワシが利用します。草地部分の環境管理のため以前から行われてきた馬の放牧を継続していただき、クマザサの繁茂を抑えることでネムロタンポポやエゾゴゼンタチバナをはじめとする様々な希少な植物を守っています。

北海道の景色と馬

タンチョウの繁殖地を守るためにいただいたご寄付を元に、2005年に設置した野鳥保護区です。一部はフットパスとして徒歩で通行いただくことも可能ですので、安全対策に十分注意したうえで、広大な原野の素晴らしい景観をご堪能ください。職員がサイト内を歩いたストリートビューもご覧いただけます!

渡邊野鳥保護区フレシマ ストリートビュー: 日本野鳥の会 : 野鳥保護区を見てみよう

野鳥保護区のご紹介:日本野鳥の会 : 野鳥保護区

サイト詳細:生物多様性「見える化」

<環境省からのお知らせ>

1.環境省のクマ対策専門官・広域鳥獣対策専門官募集中!

環境省では、シカやカワウ等に関する広域的な鳥獣対策を推進するため、「広域鳥獣対策専門官」を全国9か所の地方環境事務所等で募集しております。あわせて、クマ対策を専門的に担う「クマ対策専門官」を、クマの出没が多い5か所の地方環境事務所等で募集しております。昨今大きく報道されているクマをはじめとする鳥獣対策に、令和8年4月1日から意欲的に取り組んでいただける方のご応募をお待ちしております。クマ対策専門官と広域鳥獣対策専門官の併願及び各事務所間の併願が可能です。

○職務内容や募集資格、応募先等の詳細はこちらから:広域鳥獣対策専門官、クマ対策専門官及び外来生物地方調整専門官の募集について

○募集締め切り:令和8年1月27日(火)

2.中部地方環境事務所:任期付職員募集(地域ネイチャーポジティブ企画官・勤務地/長野市)!

中部地方環境事務所では「地域ネイチャーポジティブ企画官」を募集しています。地域の活性化や人口減少への対応などの社会課題に対して、生物多様性や自然資本を保全し、持続可能に活用して解決に取り組むことにより、地域の価値を向上させる「ネイチャーポジティブな地域づくり」に取り組んでいただきます(任用期間:令和8年4月1日から令和10年3月31日まで(予定))。あなたの実務経験を「ネイチャーポジティブな地域づくり」に活かしてみませんか?たくさんのご応募をお待ちしています。

〇詳細はこちらから:任期付職員募集(中部地方環境事務所・地域ネイチャーポジティブ企画官)(勤務地:長野市) | 信越自然環境事務所 | 環境省

○募集締め切り:令和8年1月27日(火)メール必着

本メールマガジンでは、メンバーのみなさまの自然共生サイトやネイチャーポジティブに向けた活動、連携事例等のご紹介を通して、今後も、みなさまの活動に役立つ情報を発信していきたいと考えております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


★ 30by30アライアンス参加者数 1174 ( 1/7 現在)★

☆30by30にご関心のある方々に対するアライアンス参加の呼びかけにご協力ください!

☆30by30に関連することで、30by30アライアンス参加者の皆様あてに周知したいことがありましたら、事務局までお寄せください。

事務局で確認の上、メルマガの追伸としてトピックを掲載させていただきます。

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生物多様性のための30by30アライアンス事務局

(環境省 自然環境局 自然環境計画課)

https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/