30by30アライアンス参加者の皆様
<スペシャルメッセージ:自然環境局長 堀上 勝>
今回、このメルマガが100号を迎えることとなりました。2022年4月8日に「生物多様性のための30by30アライアンス」が発足し、同日、第1号のメルマガを配信してから3年半が経過しました。ご愛読いただいている皆さま、誠にありがとうございます。
このアライアンスは、30by30目標達成に向け、保護地域の拡充とともに民間等によって保全されてきたエリアをOECMとして認定する取り組みを進めることを目的に、当初116の企業・自治体・団体の方々により発足し、現在は1,151の参加者数を誇っています。実に10倍ということで、多くの方々のご参加を得て、活動が活発化していることに感謝いたします。
この3年半、アライアンスを取り巻く状況は大きく変わりました。2023年度から自然共生サイトの認定を行い、いくつもの自然共生サイトがOECMの国際データベースに登録されてきました。今年の4月からは地域生物多様性増進法が施行され、9月から法に基づく最初の自然共生サイトが201カ所認定されました。これまでの認定分を加えて合計は448カ所となり、認定面積の合計は約9.9万haになっています。さらに、今回認定されたサイトの中には、法制化で新しく対象になった「回復タイプ」と「創出タイプ」がそれぞれ2カ所含まれています。
また、環境省では自然共生サイトの保全活動への企業等の支援を公的に認定するための「支援証明書」の発行を始めました。企業等が支援証明書の取得によりTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に沿った情報開示やCSR活動の証明への活用が期待されます。
さらに、9月からは「生物多様性の価値評価に関する検討会」が設置され、海外で進みつつある価値取引の動向を踏まえながら、我が国における価値評価手法の基本的な考え方をまとめていく取組がスタートしています。
そして何よりも「ネイチャーポジティブ」という言葉が多くの自治体・企業で用いられ、関連の取り組みが進められていることが大きい変化です。ネイチャーポジティブ実現のためには、従来の自然環境保全の取組だけでは足りず、経済、社会、政治の全てにおける横断的な社会変革が必要とされています。今までどおりから脱却して社会・経済そのものの変革にアプローチをしていく、そういう新たな局面に来ています。
アライアンスの皆さまには、30by30の取り組みのリーダーとして、ネイチャーポジティブ実現に向けて、さらに周囲を巻き込んで行っていただければ幸いです。このメルマガでは、今後も政府の最新情報や皆さまの先進的な取り組みの情報を発信していきますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
■1.2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)第5回ビジネスフォーラムの開催について
J-GBFは生物多様性の主流化、特に企業活動に関わる取組についての情報共有や議論を行うため、経団連自然保護協議会との共催により、ビジネスフォーラムを開催します。第一部のシンポジウムで「2050年ビジョン『自然と共生する世界』に向けた生物多様性におけるランドスケープアプローチのあり方と地域と企業の価値創造戦略」をテーマに基調講演とパネルディスカッションを行い、第二部ではビジネスマッチング及び企業とNGO等との交流会を行います。
日時:令和7年12月2日(火) 13:30~18:00
場所:第一部/経団連会館2階 経団連ホール・第二部/経団連会館2階 国際会議場
詳細:https://www.env.go.jp/press/press_01479.html ※締切11月21日(金) 17時(対面のみ)
■2.「良好な環境創出シンポジウム2025~多様な主体の共創による地域の魅力度向上を目指して~」開催のお知らせ
自然共生サイト、里海づくり、名水づくり等、良好な環境を活かした地域づくりに向けて取り組んでいる地域・関係者間の連携の促進や、モデル事業や水辺の環境活動プラットフォームに関する啓発・推進を目的としております。当日は、地域の環境保全活動等に関する基調講演やパネルディスカッション、モデル事業実施23団体と環境地域づくり関係5事業者との交流会も予定しております。多くの方からのご参加をお待ちしております。
日時:令和7年12月22日(月)13:00~18:30 https://www.env.go.jp/content/000350126.pdf
会場:ベルサール神田 2階イベントホール・ハイブリッド開催/会場参加100名・オンライン無制限
申込:https://www.club-t.com/fm/pub/common/environment-symp2025 ※締切12月18日(木)
■3.2025年度グッドプラクティス塾~流域・サプライチェーン連携による水環境の保全・活用の促進~の開催について
環境省は2019年より、「水」に関する企業の優良事例を共有する「グッドプラクティス塾」を開催しています。「水の供給」は地域や企業を支える重要な生態系サービスであり、流域全体での水資源の保全と持続可能な利用の推進が重要です。今年度は「流域・サプライチェーン連携による水環境の保全・活用の促進」をテーマに、2025年3月始動予定の「ジャパン・ウォータースチュワードシップ(JWS)」の概要や参画企業の取組を紹介します。ぜひご参加ください!
日時:令和7年11月26日(水)10:00~11:45 ※オンライン開催/定員500名(参加費 無料)
申込:https://questant.jp/q/SM1XRWJ9 ※締切11月24日(月)17時まで
詳細:https://www.env.go.jp/press/press_01541.html
■4.「地域循環共生圏セミナー2025 見つけて、広げて、活かす!『観光・福祉・交通・教育』×『環境』の地域づくり」の開催について
本セミナーでは、観光・福祉・交通・教育などのテーマから地域づくりに関わる方々に向けて、「環境の視点」を加えることで、地域課題に新たなアプローチを見出すヒントをお届けします!多様な切り口から地域づくりを考える内容となっているため、複数回のご参加をおすすめします。
日時:12/2(火)、12/9(火)、1/14(水)、1/28(水)各回15:00~17:00
会場:オンライン
詳細:https://business.form-mailer.jp/lp/27d6d1b9314532
□「未来に残したい草原の里100選」募集中(2026/01/09〆切)
全国草原の里市町村連絡協議会(会長:日野康志 大分県九重町長)では、全国に残る草原とその里に光を当て、人と自然との関わりの中、「草原の里」で培われてきた知識や技術、人々の想いを共有し、次世代へ受け継ぐために「草原の里100選」の選定を進めています。2022年~2025年までに全国57地区の草原の里が認定されました。現在、第5期選定(2026年)に向けた募集が開始されています。皆さまからのご応募をお待ちしています。
応募要領:https://sato.sogen-net.jp/?page_id=302
応募期間:2025年10月~2026年1月9日締切
お問合せ:全国草原の里市町村連絡協議会事務局 Email: sogen100@sogen-net.jp
□1.自然共生サイト研修のご案内!(独立行政法人環境再生保全機構)
自然共生サイトの申請予定者・認定者向けに、研修を開催します!視察や意見交換を通じて、実践的に学べるチャンスです。自然共生サイトにご関心のあるステークホルダーの皆様にもぜひお声がけください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
①活動計画策定研修(宮城会場)~居久根の知恵に学ぶネイチャーポジティブな地域との関わり方-
日時:令和7年11月20日(木)
会場:沢田公会堂(宮城県大崎市)
詳細:https://www.erca.go.jp/nature/kensyu/2025/sakutei/miyagi.html
②活動計画策定研修(愛知会場)
日時:令和7年12月5日(金)
会場: 鳥川ホタルの里及び同敷地内にある岡崎市ホタル学校(愛知県岡崎市鳥川町小デノ沢5番地1)
詳細: https://www.erca.go.jp/nature/kensyu/2025/sakutei/aichi.html
■2.12/7(日)開催「小さな自然再生サミット2025京都大会」のご案内!
水辺で取組む小さな自然再生の更なる深化と拡がりに向け、全国の仲間が集い、相互交流を通じて新たな活動や協働に展開していくことを目的に、「小さな自然再生サミット2025京都大会」を環境省・国土交通省・リバーフロント研究所の後援で開催致します。サミット前半は、全国17道府県より計30団体の取組事例発表、後半は「みんなで考える小さな自然再生の次の一手」をテーマとするパネルディスカッション及び茶話会を開催します。
日時:2025年12月7日(日) 10:00~17:00
会場:京都大学宇治キャンパス 宇治おうばくプラザ(京都府宇治市)
詳細:URL: https://e-ve.event-form.jp/event/113571/collaboriversummit2025
■3.「田園自然再生活動の集い」を開催します!
一般社団法人 地域環境資源センター、田園自然再生活動協議会では、田園自然再生活動の集いを開催いたします。今年度は、「〜「千」の「地」の「知」〜(数多の⼟地の農に関わる継承知)」をテーマとして、地域の暮らしや文化の中で重要な役割を果たし伝えられてきた「農に関わる継承知」に着目し、その価値や田園自然再生活動との親和性について考えます。本セミナーは、学生の方を含め、どなたでもご参加いただけます!
日 時:令和7年12月11日(木)12:30-16:30 参加費/無料
会 場:東京国際フォーラム(WEB配信併用) 定員/会場(100名)・WEB配信(300名)※先着順
企画詳細・お申し込みはこちらから:https://www.jarus.or.jp/
□(公財)日本生態系協会 様からのコラムです
(公財)日本生態系協会は、自然と共存した美しいまちづくりを支援しているシンクタンクです。まちづくりに関する様々な提案活動、ビオトープの調査・研究、普及啓発、トラスト活動などを行っています。今年度は、「全国学校・園庭ビオトープコンクール」を実施しています。本コンクールは、子どもたちが日常的に地域の自然とふれあえる「学校ビオトープ」「園庭ビオトープ」の設置が全国で広がるよう、隔年で開催しており、今回で14回目を迎えました。11月末には各賞を決定し、発表する予定です。年明けの2月上旬には、東京都内で、大臣賞等を受賞した学校・園による取組発表のほか受賞校・園によるポスター発表も行われます。会場には、学校・園庭ビオトープに取り組む方々、予定している方々、研究者、支援する団体など様々な方が訪れ、普及と交流の機会の場となります。ぜひ、ご参加ください。
〇日本生態系協会:https://www.ecosys.or.jp/
〇全国学校・園庭ビオトープコンクール:https://www.biotopcon.org/
☆30by30にご関心のある方々に対するアライアンス参加の呼びかけにご協力ください!
☆30by30に関連することで、30by30アライアンス参加者の皆様あてに周知したいことがありましたら、事務局までお寄せください。
事務局で確認の上、メルマガの追伸としてトピックを掲載させていただきます。
生物多様性のための30by30アライアンス事務局
(環境省 自然環境局 自然環境計画課)
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/
