市民の皆様
知る・学ぶ


本、webサイトや講演会などでシマフクロウの生態や置かれている現状を知り、希少生物との共存について考えてみましょう。
イベントを実施している団体
ルールを守る

ルールを守ったシマフクロウとの適切なつきあい方を心がけましょう。シマフクロウは近年微増傾向にあるものの、依然として危機的状況にあります。また、繁殖成功率も低いため、不適切な行動により繁殖を失敗させてしまう可能性があります。
人間の行動によりシマフクロウの生息環境が悪化しないよう、次のルールを守ってください。
自然を守り・育てる

その地域に適した森林の保全・再生活動、川作り活動に参加・応援しましょう。
豊かな森づくりに貢献したい方はこちら
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安全運転の心がけ

道内でのドライブでは、シマフクロウとの接触事故を起こさないよう、安全運転を心がけましょう。
明け方や夕暮れの時間帯や、河川や海岸沿いといった場所での事故が多発しています。このような時間帯、場所ではスピードを控えめにするなど特に注意してください。
もし怪我や死亡したシマフクロウを発見した場合には、下記までお知らせください。
- 環境省北海道地方環境事務所野生生物課
- [011-299-1954]
- 環境省釧路自然環境事務所野生生物課
- [0154-32-7500]
地方公共団体の皆様
自然を守り・育てる

写真提供:日高北部森林管理署
地域の方々と共に、その地域に適した森林の保全・再生活動、川づくりを行いましょう。
取り組みの例
北海道森林管理局、平取町及び平取アイヌ協会の三者は、平成25年に「21世紀・アイヌ文化伝承の森再生計画-コタンコㇿカムイの森づくり推進のための協定書-」を締結し、平取町内の国有林野を主なフィールドとして、アイヌの人々の伝統的な狩猟や自然素材の採取の場であった北海道古来の森の再生などに協働・連携して取り組んでいます。
シマフクロウ(コタンコㇿカムイ)は、この活動のシンボルであり、その生息環境を再生するため、巣箱の設置や魚類の生息環境の改善を進めています。
写真は、現場での取組を担っている(株)平取町アイヌ文化振興公社(町から事業を受託)のスタッフ等による農業用取水施設への木製簡易魚道(市民魚道)の設置風景です。
事故対策をする

写真提供:根室市
シマフクロウが事故に遭わないように事故防止対策をしましょう。
取り組みの例
根室市では、シマフクロウと車との衝突事故を防止するため、市内の道路に架かる橋の両脇に黄色旗を設置しています。
企業の皆様
自然を守り・育てる

その地域に適した森林の保全・再生活動、川づくり活動に参加・応援しましょう。
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このような活動が行われている場所は「自然共生サイト」という「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」として国が認定する区域の対象となり得ます。