~ 対話記事 ~
「みんなも知ってる?【減らして】の取り組み」
【減らして】っていうと、マイボトルとか、マイバッグがすぐに思いつくかな。最近はマイボトルの中身が無くなったときも、街なかのお店とか公共施設で補充ができて便利だよな。
流石ね。でも、注意しなくてはいけないこともあるわよ。例えばマイバッグは綿製で50回以上使用しないと、一般的なプラスチック製レジ袋を1回で使い捨てる場合に比べて、温室効果ガスの排出量が多く、環境負荷が高くなるという研究もあるの。
マイバックも何度も使わなくちゃ意味が無いってことなんだな。
どこででも手に入るものだから、素敵なものを見かけると、つい購入してしまいそうになるのだけれど…… お気に入りのものを長く使い続けることが大切ね。
他に【減らして】の例として、全ての商品が量り売りで販売されている 「バルクショップ」というものも増えてきているわ。
写真提供:株式会社斗々屋
バル……?それって、どういう理屈でプラスチックが減らせてるんだ?
販売するときに容器とか包装がいらないから、その分のプラスチックを減らせているのよ。お菓子やパスタ、お茶などの食品類を販売しているお店が多いのだけれど、
他にも最近では、洗剤だとか日用品も買えるお店があるわ。
なるほどな。……あ、てことは、ある意味商店街の八百屋もそれなんじゃねえか?
基本ばら売りしてるし、包装されてないものが多い気がする。
ふふっ、近いものがあるかもしれないわね。
こういったお店では、必要な分だけ買うことになるから、食べ物の場合はフードロス削減にもつながるのよ。
あとは……そういえば、最近、買い物したときにもらえるプラスチックのスプーンとかフォークとか、「要りますか?」って聞かれるようになったり、木でできたものになったりしてるよな?これも【減らして】だったりするか?
そうよ。
昨年できたプラスチックの法律で、お店でもらえるスプーンやフォーク、
ホテルの歯ブラシなど使い捨てされることの多い12品目について、提供するお店側に使用の合理化がもとめられるようになったの。
使用の合理化……って、なんか難しい言葉だな……。
使用の合理化は、提供方法や提供する製品に工夫をすることなの。
具体的にはこのような内容のことを言うのよ。
●合理化の例
これってつまり、いつでも誰にでも配るのはやめて、必要なときに必要な人にだけ
渡せるようにっていうことだよな。
ええ、色々な業種・業態があるから、ここにあげた例の他にも使用の合理化の方法は考えられるわね。
こういった方法の中からそれぞれのお店が色々な方法で対応して、使い捨てのプラスチック削減に取り組んでいるわ。
ホテルのアメニティバー
写真提供:KOKO HOTEL 大阪なんば
クリーニング店のたたみ仕上げ、
集合包装
再生プラスチックや木製のカトラリー
なあ、このクリーニングのハンガーってもしかして回収してないか……??
はづきさんが集めて持っていく……とか言っていたような。
するどいわね、樹里。それは次の「リサイクル」で説明していくわよ!
おお!確か次は凛世の番だよな。楽しみだな!
次回更新は7月下旬ごろ!
有栖川夏葉さんと
杜野凛世さんによる対話記事
「身近なところから
【リサイクル】」
を公開予定です!
お楽しみに!!
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