知床国立公園クリーン事業〈ポンベツ川〉に参加しました

2023/11/10

10月26日、斜里町と環境省主催による海岸部の清掃活動に参加してきました。

知床国立公園内の自然環境の保全を図るべく、関係機関や地元住民の協力のもと実施されている活動です。

今回清掃を行ったエリアはポンベツ川の右岸地区

一般の立ち入りが禁止されている保護地区です。
初参加の私も初めて足を踏み入れる場所だったので、どんな景色が広がっているのか興味津々。

この日は天候に恵まれ、波もなく海も穏やかでした。

まずは回収する漁具についての説明を受け、作業開始!

今回、回収するのは海岸に漂着した漁具のブイ(浮き玉)。
再利用可能な色付きのブイを集めていきます。

比較的綺麗な状態のまま海岸までたどり着いたものもあれば、水圧や衝撃により穴が開いてボロボロになったものまで様々。

彩とりどりのブイが回収されました。
知床に移住するまで、海の近くで暮らしたことがなかった私は「ブイ」というものに馴染みがありませんでした。

ブイの用途はさまざまで、水面上に浮かんで航路の目印になったり、
漁網が沈まないように作用したり、衝撃を吸収するクッションのような役割もあるんだとか。

そんな漁業で欠かせない存在のブイも、海岸に漂着すれば海洋ゴミとなってしまいます。
産業廃棄物に含まれるので、家庭ごみ等とは異なり処理にも手間がかかります。

トラックいっぱいのブイを回収

今回、回収しきれない程の漂着物を目にして、海洋ゴミそのものを減らす取り組みを続けるだけでなく、
漂着した廃棄物を適切な方法で処理し、活用する方法を考え続けていく重要性を感じました。

回収されたブイがどのように生まれ変わるのか楽しみです。

【岸田】