羅臼の秋

2026/10/19

羅臼はすっかり肌寒くなりました。黄色く色付いた山は紅を差し色に、秋の知床を彩ります。
そんな折、外を眺めてみるとエゾシカがいました。
模様にご注目。
トレードマークの鹿の子模様がありません。
夏は木漏れ日を利用して身を潜めるために白い水玉が背中を飾りますが、冬は木の葉が無いので必要無くなります(むしろ、水玉が目立ってしまいます)。そのため、冬にむけて無地の冬毛に衣替え(換毛)するのです。今年はなんだか早いような…。

シカ冬毛

そしてもう一つ。羅臼の秋のお楽しみといえば、サケ・マスの遡上ですよね。
少ないながらもサケが戻って来てくれました。
羅臼に遡上するサケ・マスは昔に比べ、遡上数が減少してしまいました。今年もサケの定置網は成績不振ですが、なんだかんだ川には遡上しています。
ルサフィールドハウスでは、建物のそばを流れるルサ川でサケを見ることができます。

橋から見たサケ

サケのメスは川に遡上すると尾ビレで砂利を巻き上げてくぼみを掘り、産卵床を作ります。そこに卵を産んで数日守り、一生を終えます。
これが産卵床です。①くぼみ、②下流には掘られた砂利が積み上がってできた盛り上がり、③砂利の部分は苔や藻が生えておらず白っぽく見える、という特徴があります。

産卵床

初見では分かりにくいですが、川をよーく観察していれば見つかるでしょう。
また、この遡上や産卵おける動きの激しさから、身体が傷だらけになってしまいます。
特に、尾ビレの近くを見ると傷が白く目立っているのがわかります。

サケ傷あり

秋の羅臼の生き物たちにぜひ会いに来てくださいね。

【作成者】工藤

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