ルサカフェ
2026/10/14
秋の気配が少しずつ濃くなり、朝晩の空気が澄みわたる知床。
そんな秋晴れに恵まれた10月3日と4日の2日間、ルサフィールドハウスでは、秋の風と豊かな自然を満喫するイベント「ルサカフェ」が開催されました。

町内外の人気店が出店し、館内は食欲をそそる美味しそうな香りで満たされ、海岸線を見渡す屋外テラス席では、お食事とともにゆったりとした時間を堪能するお客様たちでにぎわいました。
10月といえば知床では肌寒さを感じる季節ですが、この2日間は思いのほか暖かく過ごしやすいお天気に。ルサ川のまわりでは、思い思いの場所から川をのぞき込んでサケの姿を探す人たちや、虫取り網と虫かごを持って元気に昆虫採集を楽しむファミリーの姿も見られました。

カフェイベントとあわせて開催されたのが、ルサの歴史と生命の力強さを体感する「ル・エ・シャニ ツアー」です。
ルサ(ルエシャニ)は、古くから人と自然が深く関わってきた歴史ある場所。続縄文時代の住居の跡地を踏みしめながら、はるか昔の住民の生活に思いを馳せました。

ルサカフェ2日目のル・エ・シャニ ツアーでは、特別講師‘知床のお魚博士’による分かりやすく深い解説を聞きながら、ルサ川のほとりをゆっくりと歩きました。
川に目を凝らすと、そこには産卵のために大海原から故郷の川へと帰ってきたサケたちの姿が。とても良く澄んだ知床の川では、泳ぐ魚がはっきりとみることができます。

博士のガイドのもと、川のすぐそばでサケの産卵床(さんらんしょう)をじっくりと観察することができ、知床の豊かな生態系と生命の循環を間近で感じる貴重なひとときとなりました。
今年のルサフィールドハウスの開館も残りわずかとなってきました。
寒くて長い冬を迎える前に、もう少しこの秋の余韻を味わいたいですね。
【作成者】知床財団 冬用のモコモコの布団を出すタイミングを窺っている いしい