知床沼へ
2025/09/11
9月になり、朝晩は涼しく過ごしている羅臼です。
秋が深まる前に、今年も沼まで行きました。
- 昨年の様子はこちら ➡ 知床岳登山

今回は手前の知床沼まで。
手前と言っても、生い茂る樹々をかき分け突き進まなければならないため、
計画、装備はもちろん気合を入れて出発します。
夏の早朝、相泊から先の海岸では羅臼昆布漁のお邪魔にならないよう、
石浜を荒らさないよう歩きます。
その後はシカの踏み跡だらけ、草だらけの森をずんずん進み、
ハイマツやササに覆われたポロモイ台地を目指します。

このエリアに残された古い刈り分けは、伸び放題の枝葉に覆われ、
年々辿ることが厳しくなっています。
顔や腕を傷だらけにして、数時間もみくちゃになりながら、到着。

知床沼周辺は湿原性の植生であるため
野営を行う際はロープで囲われた野営指定地を利用します。
テントを張っているうちにラジオ気象通報の放送時間が過ぎ、
これより急ぐものもなくなったので、
あとは簡素な食事とコーヒーで時を過ごすのみ。

北風が弱く吹き続け、
沼の正面に聳える1132峰とその奥に続く山並みは終始ガス模様。
自分まで霧に消え入りそうな静かなひとときでありました。

知床半島先端部地区における登山、トレッキング、シーカヤック、サケマス釣り
利用において遵守いただくルールは以下で確認ください。
知床岳に次はいつ行けるかな?イナバ