知床半島先端部地区に挑む前に必見!フードコンテナの重要性と使い方
2025/06/14
知床半島の先端部地区でトレッキングを楽しむ――それは、多くの人にとって忘れられない体験になるでしょう。
しかし、その自然は同時に「ヒグマの生息地」でもあります。楽しい山行を安全に終えるために、
ぜひ知っておいてほしいのが「フードコンテナ」の存在です。
今回は、知床半島先端部地区(ヒグマの生息地)で野営をする際のフードコンテナの重要性、特徴、そして正しい使い方についてご紹介します。

フードコンテナとは、ヒグマが興味を持っても開けられないように設計された専用の食品保管容器です。
食べ物はもちろん、においの強い調味料やお菓子、ゴミなども含め、「ヒグマの興味を引くもの」はすべてこのコンテナに収納します。
ヒグマは非常に鼻が利く動物で、数キロ離れていてもにおいを察知できると言われています。
もしヒグマが「野営地=食べ物がある場所」と学習してしまえば、次第に人間を気にしなくなり、
接近してくるリスクが高まります。これはキャンパーだけでなく、ヒグマにとっても不幸なことです。
最悪の場合、人に近づきすぎたヒグマは「危険個体」とみなされ、駆除せざるを得ない事態に陥ることもあります。
つまり、「私たちの行動一つで、野生動物の未来も変わる」。その第一歩が、フードコンテナの活用なのです。
◆特徴と使い方
●強度の高い素材
頑丈なプラスチック製で引っ掛かりがないため、ヒグマが爪や歯で破壊することはほぼ不可能です。

●正しい使い方のポイント
・食べ物・飲み物・ゴミなど、においのあるものはすべて入れる
・就寝前や野営地を離れる際にフードコンテナを使用
・フードコンテナはテントの中に置かないこと
・十分な距離をあけて、テント場から離れた場所に設置

!注意!
匂いや水は完全には防げません。少しでも匂いを遮断できるよう、
食材等は事前に密閉袋に入れましょう。
◆現在、\無料レンタルキャンペーン中!/
通常、フードコンテナのレンタルは24時間で1,100円(税込)ですが、現在は無料キャンペーン中!
この機会にぜひ、誰もが安心・安全に楽しめる環境づくりにご協力ください。

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※フードコンテナは、ルサフィールドハウス、知床羅臼ビジターセンター、知床自然センターで貸し出しています。
知床半島先端部地区の利用は、すべて自己責任の世界。少しでもリスクを軽減して、楽しい思い出を残しましょう!
★2025年度ルサフィールドハウス★
5月1日~10月31日 9:00~17:00開館
毎週火曜日休館
★知床岬方面のトレッキング・登山・シーカヤック・サケマス釣り★
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