目指せ知床岬!

2024/07/29

7月21日~23日にかけて、知床半島先端部地区・知床岬海岸トレッキング巡視を行いました。
私は今回初の知床岬海岸トレッキングでしたので終始ドキドキでした。
まずは入林簿に必要事項を記入しスタートです。

入林簿に必要事項を記入する様子

相泊から知床岬まで、往復およそ45kmの道のりを2泊3日かけて歩いていきます。

石浜を歩く様子

知床岬までの道のりには整備された道はなく、石浜や巨岩帯を越え、

岩に足をかける様子

ときにはほぼ垂直に切り立った岸壁をへつりながら進んでいきます。

へつりをする様子

どれもこれもハードです。

ロープを頼りに降りる様子

中には徒手空拳で降りるのが難しいため持参したアンカーやスリングで支点を作り、
ロープを使って下降する必要がある難所もあります。

薄いトレースをたどる様子

薄いトレースを正確に見極めて進んでいかないと道に迷う箇所もあります。

知床岬灯台の様子

知床岬台地に到着したら、知床岬灯台を目標に進み・・・・・・

知床岬灯台からの景色

知床岬灯台から海を眺めます。
ここまでで1.5日ほど要しましたが、これでようやく全工程の半分。
後は気力を振り絞って帰ります。

今回の巡視では天候にも恵まれ事前に準備を重ねていったおかげで、
初めての私でも知床岬に到達し無事帰還することができました。
しかし、知床岬海岸トレッキングでは、装備や天候に加え、潮位や波などの知識と準備が必要です。

出発する前には、必ず知床世界遺産ルサフィールドハウスに立ち寄り、
海岸トレッキングやヒグマ対策についてのレクチャーを受けてください!
※ルサフィールドハウスは火曜日休館です。

また、先端部地区の利用についてのルール、注意事項などについては、
知床半島先端部利用の心得webサイト SHIRECOCO(シレココ)もご確認ください。

----以下余談----

最終日にカモイウンベ川(相泊に一番近い川)を越え、いよいよ相泊まであと数十分といった距離まで帰ってきた頃には、
あまりのしんどさに「もう二度と石浜は歩きたくない!」という気持ちになっていました。
しかし、聞くところによると知床岬を一度訪れた人は、その後二度三度とリピートしたくなってしまうのだとか。
私の明日はどっちだ。

華学

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