観音岩巡視中に出会う生き物たち
2021/06/10
環境省では国立公園内における、利用状況の確認や動植物の情報収集のため巡視を行っています。
巡視中には様々な生き物と出会うことがあります。
5月中旬に実施した観音岩巡視の際に出会った生き物を紹介したいと思います。

羅臼では数番が繁殖しています。巡視中、テトラポッドでのんびりする姿や狩りに出かける姿をよく見かけます。

写真は太陽光によって温かくなった石の上でお昼寝をしている様子。
4~5月は子育てのため動き回っていますが、時には休憩も重要ということを全身で表現していますね。

写真は双眼鏡にカメラをあてて撮影しました。
斜面の上で生えたての草本類を食べている様子。
※巡視中はヒグマに鉢合わせないように注意を払いながら行動しています。
野外活動の際はクマスプレーと声出しを忘れずに!
その他に巡視中に出会ったあった生き物たちを紹介したいと思います。
植 物(開花種のみ):オオバナノエンレイソウ、エンレイソウ、ヒメイチゲ、エゾノリュウキンカ、イワベンケイ、ツルネコノメソウ、オオタチツボスレ、ケヤマハンノキ、ミヤマハンノキ、ダケカンバ、コハコベ、ナニワズ、キバナノアマナ、エゾイヌナズナ、ユキワリコザクラ、アキタブキ
鳥 類:シノリガモ、ウミウ、ヒメウ、チシマウガラス、オオセグロカモメ、ウミネコ、オジロワシ、ハシブトガラス、ハシブトガラ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、コマドリ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、キセキレイ、アオジ
哺乳類:エゾシカ
このように巡視中は多くの出会いがあります!