知床岬までの道のり

2020/07/15

今年度も知床半島先端部地区・知床岬海岸トレッキング巡視(6月21日~24日の3泊4日)を行いました。

今回の巡視では、4月12日に知床岬へ向かう海岸線(赤岩周辺)でシーカヤッカーがヒグマに追い回された事例の現地調査も行いました。

4月12日の事例についてはこちらをご覧ください。

今回の記事は知床岬巡視初参加の、羅臼自然保護官事務所 高林 が夢と希望と不安にあふれた知床半島先端部地区の魅力をお伝えしたいと思います。

※知床岬海岸トレッキングのリスクや注意点に関する生の声として、こちらの記事もお読み下さい。
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さぁ!知床岬へ向け出発!
海霧の中を歩き始め振り向くと大きな虹に見送られていました。

緑一色に見えるクズレハマの斜面。

実は・・・沢山の花々に彩られております。

石浜を歩き、写真のようにへつって歩く箇所も多く、嫌になったとしても石を見続け歩きます。

歩いていると気づくのです。岩の質が変わった!!

地質や半島の成り立ちについて知っているとよりこのトレッキングは楽しめるのでしょう。

知床半島先端部地区は船からも眺めることが出来ますが、歩くことでより圧倒的なスケールの大きさを感じることが出来ます。

自然が大きいのか、人間が小さいのか・・・

組み合わさった巨岩は、一瞬の油断が大けがに繋がります。

巨岩帯やトッカリ瀬という難所を越え気持ちも天気もすっかり晴れ渡り、

知床岬に向かい巡視は続きます。


7月1日より知床岬方面へのトレッキング等の利用自粛要請は解除となりました。

しかし、知床半島先端部地区は、潜在的に滑落・落石・ヒグマとの遭遇等のハイリスクの環境下での利用となります。
7月1日【ヒグマ注意】知床岬方面へのトレッキング等の利用自粛要請の解除について

レジャー目的での利用をお考えの方は「知床半島先端部利用の心得(シレココ)」をご確認の上、必ずルサフィールドハウスにお立ち寄りください。

羅臼保護官事務所 高林

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