雪からヤブへ

2020/05/07

- - - - 新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言に伴いルサフィールドハウスは5月1日より当面の間休館しております- - - -
- - - - 今後の開館等状況は当ブログやtwitterでお知らせいたします- - - -

さて休館している間にも、時は過ぎていきます。

ルサの裏山的「東岳」、知床連山縦走路から少し離れたなだらかなピークの
5月3日その付近から稜線遠望。

中央は南岳、その左にサシルイ岳、最奥に羅臼岳と続きます。
春山らしい姿になってきました。

いっぽう半島先端部方面、左奥が知床岳。
3月と比べて、麓はともかく山のほうは意外と変化ないような...?

雪があるときは、それを利用するわけですが
知床の山には登山道があまりありませんので
冬以外は基本「ヤブ漕ぎ」を強いられます。

概ねはササ、森林限界ではハイマツジャングル。
そこまでして行く理由があるのだろうか、
...行く人には行く理由があるのだろう...

知床半島先端部地区は、4月上旬のヒグマ遭遇事例を受けて
現在利用自粛が要請されています。

今後自粛解除となったとしても、安全が保障されるものではありません。
そしてヒグマは先端部以外でも、山以外でも、どこでも遭遇します。

また、知床の気象条件の厳しさは、変わることはありません。

遠出が可能になり、知床に来る時期が得られるまでは、
webサイト 知床半島先端部利用の心得(シレココ) や 知床半島先端部地区利用の心得(知床データセンター) を読んで知識を増大、

スマートフォンやタブレット画面から離れて、
国土地理院の地形図を広げてイメージを養うのもよいですね。

みなさんにお会いできる日をお待ちしております!

格闘の果て。ヤブなファッション。

(知床財団イナバ)

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