知床岬まで_02トッカリ瀬
2019/06/28
6/19
ウナキベツ川の渡渉後、
岩礁帯を通過。

岩に囲まれ狭くなった入り江は
波が勢いを増して押し寄せる。
海側に剥きだしの岩壁は
横に這うように移動。

奥まで詰めると、
トッカリ瀬。
潮の引いたタイミングに、水面上に現れる岩から岩へ
飛び移って移動する。
過去にこのエリアでは、
高波での通過時にバランスを崩して水中に落下、死亡事故が起きている。

下画像は「大潮の干潮時間」

1か月で「もっとも潮の引く」大潮のタイミングであっても
海が荒れれば岩など見えない。
干潮での通過は、決して安全という意味ではない。
トッカリ瀬に至るまで、数時間、海岸を歩く間に
波が大きい、波打ち際が泡で真っ白...と感じるようであれば
現場はすでに荒れているだろう。
山側は断崖で逃げ場がない。
前にも後にもすすめなくなる前に、停滞・撤退。
(知床財団イナバ)