2016知床岬(モイレウシ)
2016/06/24
今年度も環境省による、知床半島先端部地区の巡視がおこなわれました。
相泊から知床岬までの海岸線を、3日間歩いて往復します。
毎年、岩盤崩落や土砂崩れが見られますが
今年度は、危険個所であるモイレウシ南側でも大きな変化。
2014年との比較、6月ほぼ同じ時期の撮影。
下部の植生のはすべてなくなり、土だけの状態に。

下部は手がかりなし、一歩ごとに土に足をとられ難儀します。
上部は相変わらずの脆い垂直の岩壁。確保にはロープ30m以上必要です。
この変化により、以前に比べ高巻き通過に時間がかかるようになりました。
雨の日ならドロドロ、滑ってさらに危険度は増すでしょう。
パーティーでの行動の場合、
ひとりずつの通過に時間がかかることも考慮して計画しましょう。
この後、数回に分けて、
今年度の巡視結果を掲載します。
(知床財団イナバ)