7月5日【観音岩・ウナキベツ】巡視情報

2012/07/05

先端部自然情報

海岸は今花盛りです。

エゾモメンヅル
チシマフウロ

他にも、エゾカンゾウ、カノコソウ、ハマナス、エゾスカシユリ、オドリコソウ

などが咲き海岸を彩っていました。

知床半島の海岸部では多くの植物が観察できます。その反面危険がとても多い地域です。

海岸トレッキングルートには危険な岩場が多く、難所を越えていくにはロープワークなどのしっかりとした登山技術が必要になります。

また特に先端部地区には、多くのヒグマが生息しています。ヒグマと出会わない・引き寄せない対策が必要です。なぜなら、出会わない事が最大の安全対策だからです。しかし十分に準備をしていても遭遇してしまう事もしばしばです。そういった状況に直面したとき、適切に対処するための知識と装備が必要です。これから知床半島先端部の海岸トレッキングを予定されている方は、ルサフィールドハウスでレクチャーを受ける・装備をレンタルする、自然情報を収集するなど、万全の準備をしてトレッキング望むようにしてください。

<今回の巡視で観察できた動植物>

鳥類:オオセグロカモメ、ウミウ、オジロワシ、ハクセキレイ、イソヒヨドリ、ハシブトガラス、ツツドリ、
アオジ、ウグイス、ハヤブサ

植物(花):ハルザキヤマガラシ、オドリコソウ、ハマエンドウ、シコタンタンポポ、ハマナス、
イワベンケイ、ハマベンケイソウ、ヤマブキショウマ、エゾモメンヅル、エゾカンゾウ、
センダイハギ、エゾスカシユリ、チシマフウロ、エゾミヤマクワガタ、オククルマムグラ、
トウゲブキ、カノコソウ

哺乳類:ヒグマ、キタキツネ、エゾシカ

(環境省 菅原)

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