「海ワシ展」開催中

2026年2月5日

知床半島の稜線を境に東側にある羅臼町の海は、北半球で流氷が来る最も南に位置しています。流氷が豊かな栄養分を運んでくることによって、この海に生きる生物に多くの恵みを与えてくれています。この恵は巡り巡って陸の生物にも与えられ、豊富な資源のサイクルとなっています。
そんな、冬の知床羅臼町には絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているオオワシとオジロワシが数多く渡来します。知床半島は流氷がもたらすサイクルによって海ワシの餌となる資源が豊富であり、また流氷が海ワシの羽を休める「天然の足場」となることで、野生の海ワシたちを多く観察できる世界的に珍しい場所となっています。
流氷、国後島から昇る朝日、そして力強く生きる野生の海ワシたち。 すべてが重なった瞬間の美しさは格別です。

オオワシ:
黒と白のコントラストに、鮮やかな黄色のくちばし。氷の上に降り立つ姿は、まさに「冬の王者」という風格。
「世界で最も美しいワシの一つ」とも称され、冬の知床・羅臼町を象徴する鳥です。ロシアのカムチャツカ半島などで繁殖し、冬になると越冬のために北海道へやってくる世界的に見ても非常に希少な鳥です。

流氷の上で羽を休めるオオワシ

オジロワシ:
渋い茶褐色の体に、名前の通り真っ白な尾羽。大空をゆったりと舞う姿には、気品が漂います。
オオワシに比べると全体的に渋い色合いですが、名前の通り「白い尾」がチャームポイントです。羅臼町には、多くのオジロワシが渡ってきますが、一部は留鳥としてここ知床でも繁殖しています。

木の上から見下ろすオジロワシ

只今、知床羅臼ビジターセンターでは1/30(金)~3/22(日)まで環境省企画の特別展示「海ワシ展」を開催しています。
定期的に実施している海ワシカウント調査の結果をお知らせしている他、流氷の恵みと生きる羅臼と海ワシの展示や保護増殖事業計画の展示などを通して普及啓発を行っています。
実寸大のオオワシ、オジロワシのぬいぐるみと一緒に撮影できるカメラスポットもご用意していますので、旅の思い出に是非ご利用ください。

海ワシ展のチラシ

また、知床羅臼ビジターセンターにて羅臼町の観光コンテンツである「流氷海ワシクルーズ」に乗船された方対象にアンケート調査を行っています。回答いただいた方にはステッカーをプレゼントしていますので、カウンタースタッフまでお声がけください。

プレゼント用のステッカー

渡辺