冬支度
2025年11月15日
11月に入り朝、息が白く水溜りに薄氷の張る日が多くなってきました。

我が家では、家の暖房に火がつき、
制服の下には暖かいインナーを着用し、
冬用タイヤに履き替え、
家の周りの除雪の邪魔になるものを片付け、
大きな樽に漬物を仕込み、
夕食は鍋が多くなりがちなので、ガスボンベを買い足す等、
冬支度に忙しい日々を過ごしています。
知床羅臼ビジターセンター周辺で見かける生き物たちも、冬支度の様子が見えます。
エゾシカは濃い茶色の冬毛になり、キタキツネはフワフワの冬毛で一回り大きく見えます。
シマエナガもコロコロまるくなり可愛らしさが増していきます。

越冬のために羅臼にやって来る鳥類もチラホラ見かけるようになりました。

顔の茶色と白斑がピエロのようで印象的なシノリガモ。
ボサボサヘアーで赤い目のウミアイサ。

胸の斑模様と白い眉が特徴的なツグミ。
この小さな体で越冬地と繁殖地間の長旅をし、途中羅臼に立ち寄ってくれたようです。

もうすでにやってきた個体もいるようですが、これから本格的な冬に突入すると羅臼の冬の代表格オオワシも数多く飛来します。
オオワシと流氷と朝日の美しく壮大な組み合わせを見られる羅臼町の冬がもうすぐです。
興味のある方は是非、万全な冬支度をして羅臼の冬を堪能してみてください。
渡辺