羅臼湖を歩く

2025年7月1日

羅臼湖のトレッキングシーズンが今年もいよいよ本格的に始まりました!
7/1からは、羅臼湖歩道入口まで行ける、路線バスの運行も始まります。
さあ、みなさん!長めの長靴をはいて、携帯トイレを持って、十分な飲み水と、
できればクマスプレーも持って、羅臼湖へと歩き出しましょう!

まず、羅臼湖歩道の入口はちょっとわかりにくいです。
知床横断道路沿いにあるガードレールの末端から入り、少し下に降りた所に案内看板や携帯トイレ回収ボックスがあります。

羅臼湖歩道入り口

羅臼湖までの道中には、いくつかの沼があり、それぞれに展望台が設けられています。
歩道の前半部分は、ぬかるみや水溜りが多く、ひざ下まで埋まってしまうこともある為、
長靴を履かないと到底歩き進めることはできません。

水溜りの状況

6月ももう終わるという頃ですが、今年はまだいたるところに雪渓が残っていました。
道がはっきりとわからないので方角を確かめながら歩きました。

雪渓

歩道のすぐ脇には、ついつい見逃してしまいそうな所に、木の葉に紛れてチシマザクラが咲いていました。今年最後の桜の見納めでした。

チシマザクラの葉桜

季節によって、高原や湿地帯に生息する草花や、鳥類を見ることができます。
足元に注意して歩くと、ゴゼンタチバナやマイヅルソウ、ワタスゲ、ミツガシワなどがありました。ツツドリやウグイスの声が賑やかで、ルリビタキやミソサザイ、アオジにアマツバメなど様々な鳥もいました。
羅臼湖に近づくにつれ眺めも開放的になり、周りを山に囲まれた羅臼湖はひっそりと輝いていました。

羅臼湖展望地

また、歩道入口と二の沼の間から横道に入って少し登ったところにある、目梨望遥台からの眺めも絶景です。

目梨望遥台から見える景色

暑い季節、準備を万端に、ぜひ羅臼湖トレッキングを楽しんでみてください。

羅臼湖トレッキングの注意点はこちら↓
羅臼湖ルール

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