まだ雪深い羅臼
2025年3月18日
本州では桜の開花予想が発表されはじめておりますが、知床の羅臼ではまだ深い雪に覆われています。
真っ白な雪の上に現れる野生動物の足跡を見つけたり、冬を羅臼で過ごす為にやってきた渡り鳥達を眺めたり、
無積雪期は登山道を通らなければならない英嶺山も雪があると真っすぐ頂に向かって直登出来きたりと、
雪深い冬ならではの楽しみがまだ満喫できそうです。
家の周りの除雪も良い運動と思えば少し楽しくなってきます。
知床半島の中央に連なる知床連山を境界線とし東西にある、
羅臼町と斜里町2つの町を繋ぐ国道334号線「知床横断道路」は冬期に除雪が行われないので通行止めとなっております。
知床横断道路開通時は30分程で行き来できる両町間が、国道244号線(根北峠)回りになるため2時間半程の時間を要します。
両町が待ち望む春の開通に向けて知床横断道路の除雪が3月10日(月)から始まりました。

各開発局のwebサイトにて除雪の進捗状況を確認することが出来ます。
羅臼側の除雪進捗状況:北海道開発局釧路開発建設部
斜里側の除雪進捗状況:北海道開発局網走開発建設部
知床羅臼ビジターセンターでは、館内にてこの進捗状況をどちらが先に知床峠に到達するのか対戦形式で掲示しています。

知床横断道路が開通すると知床の観光も最盛期となります。
開通後しばらくは雪の壁がある道を運転することとなり、雪深い冬の名残と楽しめることでしょう。
まだ春の遠い羅臼町の街中からも真っ白な雪化粧をした美しい羅臼岳を見ることができますが、開通後に知床峠より見る羅臼岳は迫力は圧巻です。
さらに、熊越の滝や羅臼湖へのアクセスも容易になります。

冬の羅臼、春の羅臼どちらも魅力に溢れています。
沢山の方のご来訪をお待ちしております。
渡辺