北海道東トレイル開通!

2024年10月31日

10月5日、北海道東トレイルが開通しました。
北海道東トレイルは、釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園、知床国立公園、3つの国立公園とまちを繋ぐ全長約410kmのロングトレイルです。

開通を記念して、釧路から知床まで、湿原から酪農地帯・火山とカルデラ・広大な畑作・そして海へ至る道を2人のハイカーが歩きました。

知床峠まで歩いてきたハイカー

知床峠を越え、今回のゴールである羅臼町にやってきました。
私たちは、知床峠から一緒に歩かせていただきました。

知床峠から羅臼町方面を望む

知床峠から羅臼側を眺めると、谷間に羅臼の町並みが見え、海の向こうには国後島が見えます。ゴールは・・・遠いです!

国道334号線知床横断道路を歩く

国道334号線知床横断道路の羅臼側はカーブが多く景色がみるみる変化します。
走行する車両に気を付けながら歩きます。

翔雲橋を歩く

橋桁の高さが約30mにおよぶ翔雲橋。
車に乗り通過するときよりも大迫力です!
ここまで来ると、知床羅臼ビジターセンターまでおよそ1時間。

知床羅臼ビジターセンターに立ち寄るハイカー

北海道東トレイルの協力施設になっている知床羅臼ビジターセンターにも立ち寄りました。

国立公園を通過し市街地を歩きゴールを目指す

知床羅臼ビジターセンターをあとにし、国立公園エリアを抜けます。
羅臼の町並みを横目に市街地を歩き、しおかぜ公園を目指します。ゴールまであと少し!

約350kmを歩き通したハイカーのゴールの瞬間

10月10日に釧路を出発されたハイカーお2人。20日目にして、いよいよゴールの瞬間です。今回歩かれた距離、約350㎞!
最終日は、雪化粧の羅臼岳、青空、風も穏やか。秋晴れのハイキング日和でした。
巡視等で知床横断道路の一部を歩くことはあっても、私たちもこのように歩くことは初めてでした!
歩くからこそ見える景色や五感で感じるものがありました。

ハイカー2名が20日間歩いている旅路では、私たち環境省職員含め160名もの人に出会ったそうです。
沢山の方がこのトレイルに興味を持ってくださり、実際に体験されたようです。

残念ながら、トレイルのルートでもある国道334号線知床横断道路は現在夜間通行止め、
11月5日17:00より全面通行止めとなるため、通過することはできません。

その他の区間においても通行止めや除雪が実施されない場所もございます。
北海道東トレイルに関する情報は下記のHPをご確認ください。

北海道東トレイル

ゴールしたハイカーを囲んで記念撮影

全線歩きたい!という方は、今から来年の計画を練ってみてはいかがでしょうか。

羅臼自然保護官事務所