9/18 羅臼湖の状況
2024年9月19日
9月18日に羅臼湖へ巡視に行ってきました。
羅臼湖歩道周辺も徐々に秋の雰囲気が感じられ、
ナナカマドの赤色やダケカンバの黄色が目立つようになってきました。
3の沼の景色もスゲ類の色づきや羅臼岳周辺の紅葉で、
すっかり秋の風景になりつつあります。
この日は天気もよく、羅臼湖は多くのお客さんで賑わっておりました。
様々な言語が飛び交う中、写真撮影をしたり植物を観察したりと、
それぞれが知床の自然を楽しまれている様子でした。
そんな中、私たちはあるものを一所懸命に運んでおりました。
そうです。仮払われたササです。
これを何に使うかというと、洗堀箇所の浸食対策に使います。
ササを詰め込むことで、洗堀箇所を流れる水の動きを遅くする効果により浸食を防ぐことができ、土砂の流出を防ぐことができます。
8月より試験的に実施しており、最初に詰め込んだササが想定していた通りに機能し、
ササの間に土砂が溜まり土壌を形成しつつありました。
今後の結果が、どのようになるか気になるところです。
写真はササを詰め込む前の洗堀箇所の様子です。
最後に、羅臼湖歩道は泥濘が多くあります。
泥濘を避け歩道外や際を歩いてしまうと洗堀や複線化に繋がってしまいます。
植生保護のため長靴を着用し歩道内を歩くようにしましょう。
羅臼湖ルールをご一読いただき、ご理解・ご協力いただけますよう、よろしくお願いします!
よしだ