知床羅臼ビジターセンター展示のご紹介
2024年8月23日
今回は、知床羅臼ビジターセンターの館内展示についてご紹介したいと思います。
当施設に入館し最初に目に飛び込むのが2005年2月に流氷に挟まれ座礁し死亡した体長765㎝「シャチ」の骨格標本です。
羅臼町の目の前に広がる根室海峡に毎年やってくるシャチは観光船の人気者ですが、ここではその大きさを間近に感じることができます。
他にもヒグマ、エゾシカ、カラフトマス、シマフクロウ、オオワシ、オジロワシ、トド、等の剥製や解説を見ることができます。
また、レクチャールームでは「知床羅臼の四季」という映像が無料でご覧いただけます。
知床羅臼の美しくも厳しい四季が映し出されています。
知床国立公園の玄関口にある当施設では、利用者の皆様に以下の事をお伝えし続けています。
知床の自然を次の世代にも伝えるため、知床では注意していただきたいこと、守っていただきたいことがあります。
- 野生動物に食べ物を与えない(自然の生態系を乱すだけでなく、人と野生動物の双方が不幸になる
- 道を外れて歩かない(登山道、散策道、木道から外れると植生に影響が出ます)
- 動植物をとらない、脅かさない、傷つけない、持ち込まない
- ゴミは持ち帰る(景観や野生動物に影響を及ぼし、ヒグマを誘発する恐れも)
- ペットを外に連れて歩かない(知床国立公園内の自然の中ではヒグマを刺激してしまう恐れがある)
- 遊歩道上での食べ歩きや野外での調理は行わない(野営場以外での調理は行わない)
- ヒグマに出会わないようにする(出会わないことが一番の安全対策)
- ヒグマに近づかない、刺激しない
- 車のスピードは控えめに(野生動物が飛び出してきます)
- 漁業活動を妨げない(地域の人々の生活を支えています)
すべては美しい知床の自然をいつまでも残していくため、そして利用するお客様が安全、快適に楽しむためのお願いです。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。
詳しくはコチラ。
知床半島中央部地区利用の心得渡辺