5/14 熊越の滝遊歩道周辺の状況について

2024年5月17日

5月も半ば、この数日の冴えない天気から一転、
とても晴れ渡り、最高の散策日和の中、熊越えの滝へ行きました。

前日まで降り続いた雨のせいか、わずかに残っていた雪はすっかり溶け、
遊歩道は特にぬかるみもなく歩き易くなっていました。

入口からは緩やかな下り坂。

遊歩道入口の様子

遊歩道沿いには
春を感じさせる草・花
歴史を感じさせる大木

この日に咲いていたのは、エゾエンゴサク、クリンソウ、コミヤマカタバミがいち早く。
コゴミやクサソテツも伸び盛り。

エゾエンゴサク
クリンソウ
コミヤマカタバミ
コゴミ
滝見台までの道の様子

鳥も賑やかにさえずり、右から左へ飛び回っています。
確認できた鳥は、センダイムシクイ、エゾセンニュウ、ヒガラ、ゴジュウカラ、コゲラ、マガモ。

静かに流れる清らかな沢

小川

400m程歩くと、熊越えの滝を見下ろせる展望台につきます。

滝見台から見た熊越えの滝

アップダウンのある小道

川沿いの展望台へと降りる道

オショロコマの泳ぐ渓流はいくつもの支流がぶつかり、
じきに大きな流れに変わり羅臼川へとつながります。

現在の熊越えの滝です。
日陰の山肌にはまだ雪が残ります。

熊越えの滝

〝熊越の滝遊歩道"は、気軽に短時間で散策できますが、
羅臼の奥深い自然を、全身で感じることができるとても素敵な場所です。

しかし、知床半島はヒグマの生息域ですので、
手を叩くなどの音出し、クマスプレーの携行などのヒグマ対策をお忘れなく。

知床財団 いしい