豊かな自然と言葉
2023年12月18日
雪が降っては融け、また降り積もりを繰り返し、
12月も半分を過ぎて、ついに根雪となりました。
次の春まで融けずに残る雪。根になる雪と書いて「ねゆき」。
気象用語としては長期積雪のことを指し、積雪期間の定義もあるようです。
関西生まれの自分には馴染みがない言葉で、
知ったときは、なるほど上手い表現だと思ったものです。
さて2023年もあと少し。
夏の暑さが際立つ年でしたが
周囲の白さにそんな記憶も埋もれていきそうです。
今日はシバれるね!
1月にもなればこんな挨拶も交わされます。
空気がピーンと張り詰め、身が締まるような「凍れ」。
自然の現象を巧みに表した言葉に
先人たちの豊かな感性や観察眼を垣間見るようです。
めぐる季節、人々に感謝しつつ年末の準備にかかりたいと思います。
こちらのお方も、今頃オヤスミの支度をしている、はず…。
★知床羅臼ビジターセンターは
2023年12月25日(月)~2024年1月10日(水)まで冬期休館いたします★
ちょっと早い暮れの御挨拶になりました_知床財団イナバ