秋冬らしさランキング

2023年11月1日

どんどん日暮れが早くなり、16時には辺りはもう真っ暗です。
ついこの間まで「もう秋だねぇ」と言っていたのに、冬の足音はもうすぐそこ!
という事で今回は、知床羅臼ビジターセンタースタッフの羅臼の街で秋冬を感じるものランキングを作成してみました。
秋から冬への移り変わり。羅臼の住人はどのように季節を感じるのでしょうか。

第8位
紅葉

知床エリアでは美しく色づく広葉樹が少ないが、それでも山全体が色づくとやっぱりそわそわ。

第7位
定置網漁操業

秋鮭定置網漁シーズンの羅臼港は、夜明け前から煌々と明かりが灯り活気に溢れる。
7時の競りに間に合うよう、水揚げしたシロザケの成熟度やサイズ、オス・メスなどを見極め、
漁師さんたちが目にもとまらぬ速さで選別していく。

第6位
漁火(いさりび)

秋の夜空が明るくなると、イカやサンマの漁船が来ている合図。その光の色や数で「今年は獲れてるのかな」
「昨日までイカ釣り船しかいなかったのに、今日はカラフルなサンマ船もきたね」そんな町民の会話も秋の風物詩。

第5位
いくら丼

なんといっても秋といえばこれ!自家製のいくらは、ごはんにいくらかけても叱られない。
朝ごはんにはこの写真の状態で食卓にあがり、それぞれセルフで好きなだけいくらをごはんにON。

第4位
サケ マスの遡上

秋はどうしてもサケ・マスのネタが多くなりがち。
シロザケやカラフトマスの遡上は9月に入ると気になってしまい、毎日のように確認してしまう。
これも橋の上から覗くと簡単に遡上がチェックできちゃう羅臼ならでは。

第3位
ラッティングコール

秋が深まるとどこからともなく木霊するオスジカの声「ラッティングコール」。
恋のライバルに「俺様がここにいるぜ!」「なにぃ、俺だって!」とアピールする遠吠えのような叫びは、
たまに聞こえるなら風流だが、羅臼の町はずれに住んでいると安眠妨害になるほどうるさい。
ちなみに、この時期のオスジカは気が立っているので草食動物だからと侮るなかれ。

第2位
羅臼岳冠雪

やはり羅臼で暮らしていると目に入るのが羅臼岳。紅葉はさほど目立たないが、白い帽子はとても目立つ。
「ああ、山が白くなったからタイヤ交換しなきゃ・・・」と来る冬へと思いを馳せて遠い目をする羅臼町民が見られる季節でもある。

第1位
知床横断道路通行規制

知床横断道路の夜間通行規制が始まると、不思議と得体の知れない焦りと共に、
用事がなくても「最後にウトロに行っておかなければ」という謎の使命感に襲われる。
夜間通行規制も終わり、冬期通行止めになると40分で行けたウトロが次の春まで遠い場所になる。
羅臼が名実ともに地の果てになって、長い冬がはじまる。

いかがでしたか?
あなたの街のではどんな時に季節を感じるのでしょう。
羅臼との違いを比べてみるのも面白いかもしれません。

■知床羅臼ビジターセンターの開館時間は、11月~4月まで 10:00~16:00となります。

知床財団 みやこし