6/13 羅臼湖の状況

2023年06月20日

雪解けが一気に進み、一部エリアを除き、雪に埋もれていた散策路(夏道)はすっかり地表が見えるようになっていました。
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入林届を記載して、いざ出発!

巡視当日は霧が濃く、とても幻想的な景色を眺めることができました。

羅臼湖周辺の環境は、高い木など風や陽を遮るものが少ないため、北寄りの風が吹くと夏でも寒くなり防寒着が必要になります。
一方、晴れて南寄りの風が吹くととても熱くなります。
どちらでも対応できるように、体温調節ができる服装で散策することをおすすめします。
また、夏場は大変霧がかかりやすくなります。
気温が下がるため寒く、霧でも服は濡れるため、充分な装備が必要です。

三の沼を過ぎた地点にぬかるみがあり、最大でくるぶしの上まで浸かりました。
ぬかるみを避けて歩道外を歩くと、歩道脇の植物を傷めることになります。
植生保全のため必ず長靴を着用し、歩道の中央を歩くようお願いします。
詳しくは羅臼湖ルールをご確認下さい!
羅臼湖ルール

羅臼湖展望台手前で、ワタスゲが咲き乱れていました。
そのほか、ミズバショウ、エゾコザクラ、ゴゼンタチバナ、チングルマが見ごろを迎えていました。
コケモモは間もなく開花を迎えそうです。

知床半島はヒグマの生息地。
2023年5月30日(火)に、知床横断道路斜里側の道路上において車両を追いかけるヒグマの目撃情報がありました。
羅臼湖入口には駐車場がないため、知床峠に駐車し、羅臼湖入口まで歩いて行く予定の方もいらっしゃるかと思いますが、
道中、ヒグマと思わぬ遭遇を避けるためにも、バスのご利用をおすすめします。

羅臼湖ルールを熟読した上、アクセス方法・散策路・装備など、しっかり計画を立てて羅臼湖をお楽しみください。

知床財団 小松