春の羅臼湖の様子
2021年5月24日
まだまだ夏道は出ておらず、入口の看板9割は雪の下。
ニの沼は大分雪が解け、沼と分かるほどでした。例年だと沼は結氷してます。
羅臼に着て8年目になりますが、5月に二の沼が出現しているのは初めてです。
二の沼は看板と一部木道が出てきました。
今後雪解けが進めば、二の沼周辺の木道に限って6月上旬に現れかもしれません。
三の沼は結氷しており、沼の出現はまだ先になりそうです。
三の沼からアヤメヶ原方面は雪解けが早く、鎖や石畳が出ていました。
アヤメヶ原から四の沼までのルートは非常に分かりにくいので、地形図やGPSは必須です。
四の沼の一部が結氷してました。
五の沼は結氷しており、沼全体が現れるのはもう少し先になりそうです。
また夏道も出ていませんでした。
五の沼から羅臼湖展望台へ行く道は、融雪が進み所々で雪を踏み抜いてしまいました。
今時期は羅臼湖展望台へ無理に行かない方がいいかもしれません。
羅臼湖の残雪期は融雪の進み具合で見える景色と散策できる場所がどんどん変わっていきます。
また、霧が発生すると方向感覚を失い、遭難する可能性もあり得ます。
そのようなことにならないためにも、必ず地形図やGPS、スノーシューは持参してください。
厳しいことを言いましたが、私は残雪期の羅臼湖が好きです。雪があるからこそ、夏ではいけない道を行くことができ、結氷している沼などを見ることができる。
皆様も準備をしっかり行い、残雪期の羅臼湖を堪能してください。
最後にお願いです。
羅臼湖入口に車を駐車し、そのまま羅臼湖へ行かれる方がいます。
羅臼湖入口は駐車できません。必ず知床峠に車を置き、徒歩にて羅臼湖入口にお越しください。
6月中旬になれば、羅臼湖入口まで路線バスが走ります。6月中旬以降はバス利用をおすすめします。
知床財団 もてぎ