四季折々
2021年3月30日
積雪残る羅臼ですが、所々で融雪が進み春の兆しが垣間見られます。
春は渡り鳥の季節、オーストラリアから羅臼に渡ってくる、ハシボソミズナギドリの大群は目を見張るほどの光景です。
ハシボソミズナギドリの時期には海棲哺乳類の王者シャチも見ることができます。
シャチは5月~7月頃が観察にいいシーズンです。羅臼ではホエールウォッチングの観光船が運航していますので、鯨類や海鳥の観察におすすめです。
もちろん海だけが賑やかではなく、陸では森の王者ヒグマやコタンクルカムイ(アイヌ語で村の守り神)のシマフクロウ、エゾシカ、キタキツネなどの動物たちが活動しています。
そして、1月頃からは天然記念物のオジロワシ・オオワシが羅臼へ越冬のために訪れます。
四季折々で様々な野生動物を見ることができる知床は、世界遺産に相応しい場所といえます。
これからも羅臼の自然を余すことなくお届けしていきます。
知床財団 茂木