身近な生きもの of 羅臼ビジターセンター
2021年1月21日
1月も半ばとなり、雪も深まってきた知床半島。
羅臼ビジターセンター周辺も白に覆われております。
そんなビジターセンターから外を眺めていると、いつもの顔が目に入ってきました。
お馴染みさんのエゾシカ。
まだ雪に覆われていないササの葉を見付けたそばから食んでおりました。
少し日が落ちてきたころから、ビジターセンターから羅臼川を挟んで対岸にある斜面で顔を見かけるようになります。
同じ場所で子を連れた小さな雌の群れもよく見かけます。
暖かいビジターセンターからのんびりと観察してみてはいかがでしょうか。
もう1種お馴染みさんをご紹介させてください。
ビジターセンターの目の前を流れる羅臼川では何やら黒い塊が浮かんだり沈んだりしています。
こちらはカワガラス。
カラスと名前についていますがカラスの仲間ではありません。
潜水が特異な水辺特化型の鳥さんです。
この日もせわしなく水生昆虫を探してあっちにきたりこっちにきたり、潜ったり顔を出したりしておりました。
冬の知床でも元気に生きものたちは活動しています。br> 羅臼ビジターセンターに訪れた際は周辺で見られる生きものたちにも目を向けていただけたらと思います。
羅臼自然保護官事務所 宮奈